「何じゃこれ!?」それが10年ほど前、出張帰りの飛行機で初めてジェンキンスの宗教曲(Stabat Mater)を耳にした時の感想でした。

 

レクイエムもしかり、日本語の俳句?尺八?アフリカっぽいビートに禅的な東洋の香り? 底にケルトっぽい歌唱法まで加わって、しかも壮大でかなりカッコイイ!? 一度聴いたら決して素通りできません。

 

確かに伝統的なレクイエムの常識からすれば、好みや意見の分かれるところとは思いますが、予測不能なこの曲をより楽しむ為には、これまでの常識や小難しいウンチクを一切捨てて、空っぽの心で取り組む必要がありそうです。

 

文化や思想、国境の枠を超えたグローバルで不思議な世界の魅力に取りつかれる感想は後回し、とにかく未知のレクイエムにワクワクしながら、皆で新しい発見の旅に出ましょう。

 

                  ソプラノ 近藤明子